教会に愛が芽生えるかどうか・・・

鶴の絶対化路線(29)

 ちょっと古くなってしまったのだが、6月29日にまた公文がシック家庭に流された。
「精神障害の子どもをもつシック家庭が集うというが・・・ 」で紹介した公文と関係するものだ。(記憶が薄れた読者は前記事の素読を)

 公文を全文引用する。
(引用はじめ)

福祉サポート・テレホンセンターの受付システム変更のお知らせ
 
ご聖恩感謝申し上げます。
 総合相談室では2010年の開設以来、家庭相談をはじめとする様々な相談を受け付けてまいりました。それらの相談の中には信仰的内容に加え、専門的な対応が必要な内容も少なくありません.中でも、障がいや高齢者の問題など、医療福祉関係の相談においては、専門家のアドバイスが非常に有効です。
 そのような専門的相談対応体制の充実を要望する声に応え、2015年2月、総合相談室内に医療福祉関連の電話相談窓口(福祉サポート・テレホンセンター)が開設されました。

 以来、医療福祉関係の教会員のネットワークである「トゥルーライフサポートセンター(TLSC)」の方々が毎週土曜日の午後、電話でご質問やご相談に答えてまいりました。対応しているのは、社会福祉士、介護支援専門員、精神保健福祉士、看護師などの専門家の方々です。
 さてこの度、運営上の課題もあり、電話相談の受付システムを一部変更することに致しました。新しいシステムでは、24時間、留守録音の待ち受け電話で受け付けます。そこに相談者が、氏名、所属教会、電話番号、相談内容の概要を話していただき、後ほど、折り返しTLSC担当者から連絡を入れ、詳しくお聞きするという形を採ります。
下記に相談受付の概要をお伝えいたします。

 【名  称】福祉サポート・テレホンセンター
 【受付方法】相談者は、下記の待ち受け電話番号に電話し、待ち受け録音に、氏名、所属教会、電話番号、相談内容の概要を話していただく。後ほどTLSC担当者から連絡が入る
 【電話番号】070-1379-7118
 【受付時間】常時(ただし、担当者からの連絡は後日になることもある)
 【相談内容】障がい、介護、引きこもりなど、医療福祉分野の相談

(引用終わり)

「精神障がいを持つ人の家族の集い」については、思いつき、継続性なしと酷評したのだが、今回の公文を読んで認識を少しばかり改めていいように思えてきた。
 家庭連合(統一教会)本部の一部職員と医療福祉分野に携わるシックたちは、真面目に、精神障害に罹っているシックたちを救済しようとしているのだ。
 むろん、会長の徳野英治氏やテレビ戦略によって得点を稼ぎたい鴨野局長などは関心がないだろうし、局長以上の執行部も積極的に関わろうとはしていないだろう。
 それゆえ、家庭連合本部全体からすれば、家族の集いや福祉サポートの動きなどは点にすぎない。しかし、こうした動きは統一教会を何とかしたいと思っている良心的シックにとっては希望となるかもしれない。

 統一教会の文化を変えたいと、宋龍天総会長や徳野英治会長は何度かスピーチしている。口先ではなく、真にそう思っているはず。
 <文化を変えないと、組織に未来はないし、自壊の一途を辿るだけ。仮に献金目標が一時的に達成されようが・・・>

 問題なのは、変えなければならない文化とは何なのか-それがまるで認識できていないことだ。腐敗した文化の源にあるのは高額エンドレス献金 だが、そのことをまたここで述べても、これまでの主張を繰り返すだけになってしまい、進歩がない。
 頭を切り替えて考える。

 変えなければならない統一文化の1つは、組織内に愛がないことである。
 次の図は、ブログ「統一教会変革論議」に掲載されたもの。なかなか分析的で秀逸である。(出典は「大転換が出来るかどうか、かなり怪しいが可能性は残っている」

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 現役シックの変革論議さんは、組織文化の特徴を(1)金がない人間を軽視、(2)すぐに金にならないことは軽視、(3)人を大切にしない、人の話を聞かない、(4)長期的な観点がなく、未来への投資ができない-の4つにまとめ、「愛を感じない、疎通が無い」と総括している。
 組織外の人間からみても、同感である。宋龍天総さんや徳野英治さんはどうだろうか。

 金がない人間を軽視しない。すぐに金にならないことでも軽視はしない。人(シック)を大切にする。人の話に耳を傾ける。長期的な観点をもち、未来に投資する。

 このような組織文化、組織体質になることを、2人のトップ(宋&徳)も願っているはずだ。

 ならば、シックの中でも社会的弱者(教会内弱者)である精神障害者、介護を必要とするシック、引きこもりの2世などに光をあて、彼らに救いの手を伸ばせばいいのだ。
 おそらく、想像力と創造力に欠けるお二人はどうやって?と戸惑うかもしれない。
 それは実に簡単なこと。福祉サポート部隊を組織の中核に引き上げ(広報局を企画本部下の広報部にし、福祉サポート局を新設するなど)、その部隊に投資すればいいのである。
 このボランティア部隊は、お金のないシックを軽視せず、彼らと真面目に向き合おうとしているのだから。
 
 教会内に愛(隣人愛)が芽生えるかどうかは、こんな簡単なことができるかどうかにかかっているのだ。

(挑発)統一教会を盲信しているブロガーの方へ。今回の記事の感想を寄せていただけたら、うれしいなッ(´∀`*) <障害者のシックなんかどうでもいい!?愛があるねえ(´;ω;`)> 

-次回は「家庭連合に精神障害者が多い理由」-乞ご期待!

会内弱者を救済できるかも、いや無理無理ベービーという方も
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